フリーランスの確定申告の手引き｜青色申告と白色申告ってなに？必要書類も解説

2021.02.02Journal

こんにちは。スタッフライフ採用広報です🌱

弊社はディレクター・デザイナー・エンジニア・ライターといった
多くのフリーランスの方にお仕事を依頼させていただいています。

「フリーランス」「2月」といえば
初めての方には少し難しいアレ…確定申告の時期ですよね。

私自身も経験がありますが、
ネットの記事を読んでも「全然わからない！」という方も多いはず。

今回はフリーランスになったら必要な確定申告って？
どこよりもわかりやすくお伝えします！

確定申告とは

確定申告とは1月1日から12月31日までの
1年間の所得に応じた税を納めるために行う手続きです。

会社員であれば会社が年末調整をしてくれるので
人によっては名前と住所を書くだけで完結していたかもしれませんが、
フリーランスになると自分ですべての手続きをしなくてはなりません。

確定申告の期間

令和2年（2020年）分の提出期間は
2021年2月15日（月）〜2021年3月15日（月）の1ヶ月間です。
＊新型コロナウイルス感染症の影響により変更の場合があります

確定申告の種類

確定申告は所得の種類や条件で申告書の種類が異なります。
確定申告書B
まず、確定申告書にはAとBがあります。
Aは会社員、Bは個人事業主やフリーランスが使用するものです。
国税庁のHPからダウンロードすることができます。こちらは簡単ですね。

続いて青色申告と白色申告どちらかを選択をします。
ワードは聞いたことがあるかもしれませんが、こちらが少し複雑。
青色申告は最大65万円の控除が受けられるなどの嬉しい優遇がありますが、
白色申告より手続きのハードルが高いので注意が必要です。

＊青色申告について

＜条件＞
・対象となる所得は下記3種類
◆事業所得…フリーランスや個人事業主の所得
◆不動産所得…賃貸物件や駐車場などから得られる所得
◆山林所得…伐採もしくは立木のまま譲渡し得られる所得
（ただし山林を取得してから5年以内に伐採又は譲渡した場合は条件から外れる）

・「開業届」の提出が済んでいる
（開業日から2ヶ月以内、それ以外では青色申告をする年の3月15日まで）
・「青色申告承認申請書」の提出が済んでいる（青色申告をする年の3月15日まで）

＜メリット＞
・最大65万円（または55万円、10万円）の特別控除を受けることができる　
※条件や記帳の方法によって金額が異なるため要確認
・赤字だった場合は翌年以降に繰り越し、税金を安くすることができる
・減価償却の特例で10万円以上の必要経費を一括で計上することができる
（白色では法令で定められた年数で分割し計上しなければならない　例:パソコンは4年）

＜デメリット＞
・承認申請書を提出するなど準備に時間がかかる
・白色申告に比べ多くの書類の提出が必要である
・「複式帳簿」と呼ばれる少し難しい帳簿の記帳が必須である